以前にも書いたのだが、星座の並びなど、なかなかギリシャ神話で云われている通りに見えないことが多分にしてある。
例えば春の星座では、おとめ座など、私から見れば「大雪が降った東京で、会社帰りのおやじが、滑って、すってんコロリン、ズテッ、痛っ!」という具合に見える。「おとめ」とは程遠い存在だ。(私のこと?)
スピカが青白いのは、ころんだときに尻から火花が出たんじゃないだろうか。
そして北斗七星(おおくま座)は、どうみても相模湾だ。
メラクが横須賀、ミザールが茅ヶ崎、ベネトナッシュが熱海。北斗七星より相模七星のほうが実に解りやすい。
正しいことは勿論知っていたほうがいい。正しい知識は絶対必要だ。
しかし、そこから先は遊び心ももっていたい。
ギリシャ神話は人間が作った物語だ。いうなれば究極のベストセラーとでもいおうか。
それが後生に語り継がれている。
神話はあなたが作ったらよろしい。
別に活字にしなくたって、他人が認めなくたって構わない。自分の心にあればそれでいいんじゃないだろうか。
心が豊かとはそういったことだと私は思う。
また、世間一般でいうところの認識と自分の考えというものの双方を同時に持つことが、いわゆる「知識」と呼ばれるものではないだろうか。
学生さんが、学校で勉強し、答案に正しく答えることは私の哲学では知識とはいわない。
人間はコンピューターではない。
YESとNOだけが正しい解答ではない。
コンピュータ化が進む現代だからこそ、バリエーションのある解答、イマジネーションのある解答というものが絶対必要ではないだろうか。
ときに我が家の子供たちは、一般レベル的に成績というものは中の下ぐらいだと思う。
無理もない、親が成績なんかどうでもいいと言っているぐらいだから。実際、どうでもいいと心底思っている。恥ずかしいついでにいうとスポーツも得意じゃない。
このままじゃ将来大学に入ることは難しいかも知れないが、親ばかの私は、この子たちは必ず幸せになるだろうと安心している。
その根拠は、「ありがとう」、「かわいい」、「かわいそう」という3つの言葉をごく自然に口に出す回数が、他の子供たちと比較して飛躍的に多いからだ。
これは私たち夫婦の教育成果だと思っている。
勉強を教える程度の簡単なことでは無いとも思っている。
話しにまとまりがなくなってしまったが、本誌の読者諸兄には海を存分に楽しんで頂きたい。それは、いいボートを持っていることとか、経験や知識が豊富にあることとかそんなことではなく、精神的に豊かになることだ。
今回の題材でいえば、海で遊んでいて、夜になったら帰るのではなく、そこから始まるあなたの神話の世界があることも覚えておいて頂きたい。
幾つになっても童心でいられる海が私は大好きだ。